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| 錬金術ミニ事典 |
●項目名：ニコラ・フラメル
▼読み：ニコラ・フラメル
▼分類：人物
▼本文：＠後代の錬金術師たちにとって憧れの的だった14～15世紀のパリの錬金術師。若いころから公証人として、代書や書籍販売の仕事をしていたが、そんなあるとき古い錬金術書を手に入れ、錬金術の研究を始めた。仕事のかたわらスペインなどを旅してユダヤ人博士の教えを受け、20年かけて錬金術書の秘密を解いた。１３８２年１月７日、妻ペネレルとともに【賢者の石】を作り、黄金変成に成功すると、合計３度の黄金変成を行い、莫大な財産を築いた。賢者の石を作ったフラメルは当然妻とともに永遠の生命を手に入れたともいわれている。そこで彼は、その後、妻とともに死んだふりをしてパリから逃げ出し、世界各地を旅しながら暮らしているという。18世紀になってから、夫婦でパリに現れ、オペラを観ていたという伝説もある。
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