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錬金術ミニ事典 |
●項目名:ファウスト博士
▼読み:ファウストハカセ
▼分類:人物
▼本文:@15~16世紀のドイツの代表的錬金術師、魔術師。フランス国王フランソワ1世の侍医を務めたことがあるほどの名医でもあった。本名はヨーハン・ゲオルク・ファウスト。非常に優れた錬金術師だったが、大酒飲みで、「自分は最高の錬金術師で魔術師だ」と大言壮語し、飲み屋などでしばしば魔法を披露した。このため、悪魔と関係があると考えられ、大都市の支配者階級から嫌われ、放浪の錬金術師に身を落とした。晩年、シュタウフェン男爵のお抱え錬金術師となったが、ある夜、金属変成の実験中に材料が大爆発を起こし、悲惨な最期を遂げた。このため、人々はファウスト博士が悪魔と契約していたと信じ、彼に関するあらゆる記録が抹殺され、いつしか伝説中の人物にされてしまった。
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