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| 錬金術ミニ事典 |
●項目名：ヘルヴェティウス
▼読み：ヘルヴェティウス
▼分類：人物
▼本文：＠17～18世紀のオランダの化学者。本名、ヨハン・フリートリッヒ・シュバイツァー。彼自身は錬金術師ではないが、ある錬金術師から少量の【賢者の石】を譲り受け、それによって黄金変成に成功したという記録を残している。不思議な錬金術が訪ねてきたのは１６６６年12月27日だという。このころ、ヘルヴェティウスは錬金術に不審の念を表明していたので、錬金術師はその考えを改めさせるためにやってきたらしい。それから３週間後、錬金術師は再びやってきて、彼に少量の賢者の石と、その使い方を教えた。そして、明朝９時に再訪し、そのときすべてを教えようと約束した。だが、錬金術師はやってこなかったので、ヘルヴェティウスはやはりすべては嘘なのだと思った。しかし、妻がしきりにすすめるので、その夜、彼はとにかく実験してみることにした。☆【坩堝】☆｛る/つぼ｝の中で鉛を溶かし、そこに☆蝋☆｛ろう｝に包んだ微量の賢者の石を投げ込んだ。すると、15分ほどで、鉛の塊全部が最高の黄金に変わっていたという。
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