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  フランボワイヤン・ワールド
モンスター解体新書
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
バハムート
Bahamut

脊椎怪物 魚類 魚型 バハムート 体長:12000km 雑食性
■世界を支える巨大魚

 バハムートはアラビア生まれの、巨大な魚のモンスターです。とにかく巨大で、その鼻の中では世界中の海さえ砂粒のようだとか、背中の上に世界の大地を支えているなどといわれます。こんなに巨大では海の中に住めないように思われますが、どういうわけか海の中を泳ぎ回っているという話も伝わっています。この場合も大きいことは大きいのですが、それ以上に驚きなのはそのスピードで、バハムートが目の前を泳いでいる姿を見るとその速さのために目が回ってしまうそうです。しかも、これほどのスピードで泳いでいるのに、バハムートが目の前を通り過ぎるのに3日が必要なのです。それにしても、世界を支えるほど巨大な魚が海の中を猛スピードで泳ぐというのは奇妙です。もしかしたら、生まれたばかりのころは体も小さく、海の中を自由に泳いでいたのが、いつの間にか大きくなりすぎて、まるで世界を支えるように海の底に横たわって暮らすようになったのかもしれません。もしそうだとすれば、体が大きくなりすぎたバハムートが海の中を泳ぎ回る姿は見ることができないことになります。また、もしそんなことが起これば世界は破滅してしまうかもしれません。
(モンスター解体新書のイラストはすべて福地貴子さんが描いています。)
幻想動物学

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