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  フランボワイヤン・ワールド
モンスター解体新書
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
ワイバーン
Wyvern

 脊椎怪物  は虫類  飛竜型  ワイバーン  体長:10m  肉食性
■もっともスマートで運動能力の高いドラゴン

 ワイバーンはイギリスで生まれた、コウモリに似た翼を持つ、2本脚のドラゴンです。2本の脚は鷲のようで、頭はワニに似ており、細長い口があり、鋭い牙が生えています。尾は細長く、先端に毒のある刺があります。体は細身ので、ウロコにおおわれています。陸に住むものと水の中に住む種類がおり、水に住むものは指の間に水かきがついています。ほかの種類のドラゴンたちと同じくワイバーンも非常に獰猛ですが、機動力という点ではドラゴンの中で最もすぐれています。ドラゴンは巨大な蛇やイモムシのようなモンスターから進化したもので、多くの場合、俊敏さに欠けています。しかし、ワイバーンだけは別で、そのスマートな姿から運動能力の高さがうかがえるのです。実際、2本脚で翼のあるワイバーンと、4本脚で翼のあるドラゴンでは飛行速度に格段の違いがあるようです。ただし、ヨーロッパの多くの国では、ワイバーンとドラゴンをとくに区別しませんでした。イギリス人だけがワイバーンとその他のドラゴンを区別しました。おそらく、イギリス人の好みにあったスタイルをしていたのでしょう。イギリスでは軍隊の紋章などによくワイバーンの姿が使われました。
(モンスター解体新書のイラストはすべて福地貴子さんが描いています。)
幻想動物学

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