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フランボワイヤン・ワールド
モンスター解体新書
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
マカラ
Makara

 脊椎怪物  魚類  半獣半魚型  マカラ  体長:500m  肉食性
■鼻先だけで船を打ち砕く神聖な魚の王

 マカラはインドで生まれた、巨大な魚のモンスターです。身体はサメに似ていますが、全身にウロコがあり、頭はリュウで、胸ビレの変わりに獣の前脚があります。リュウではなく象の頭を持つ種類もいます。大きなものは海に住んでいますが、川や湖に住んでいるものもいます。マカラは昔のインドでは魚の王と考えられ、ヴァルナ神やガンガー神というインドの神を乗せて王国内の川や海を泳ぎ回ったといわれています。しかし、すべてのマカラが神のために働いていたのではありません。インドの海や川では、しばしばマカラが出現して貿易船などを襲いました。マカラは体が大きいので、たとえ出現しても最初はそれが魚だとはとても思えません。巨大なマカラが海の中から出てくると、2つの目がぎらぎらと輝き、まるで2つの太陽が昇ってきたように見えるのです。マカラが海面に鼻先を突きだしただけでも、船の前に高い岸壁が出現したようです。こんなマカラに襲われたら、人間の造った船などあっというまに砕け散ってしまいます。マカラは大きなものでは体長が200kmにもなりますが、幼魚のころはメダカくらいの大きさしかなく、この段階なら捕獲することも可能です。
(モンスター解体新書のイラストはすべて福地貴子さんが描いています。)
幻想動物学

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