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フランボワイヤン・ワールド
モンスター解体新書
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
グリフィン
Griffin

 脊椎怪物  鳥類  半獣半鳥型  グリフィン  体長:11m  肉食性
■隠された財宝を守る怪鳥

 グリフィンは鷲の頭と翼、前足を持ち、胴体と後ろ足はライオンの姿をした、インド生まれの獰猛なモンスターです。インドで生まれたのちは、アジアだけでなくヨーロッパにも住むようになりましたが、彼らが住む場所にはある程度の共通点があります。それは、グリフィンが黄金や財宝の隠されている場所に好んで住み着くということです。それが本能なのかもしれませんが、グリフィンはそこで黄金や財宝を人間の手から守る働きをするのです。ずっと昔、ヨーロッパのスキュタイという山岳地帯に住んだグリフィンたちもそうでした。その土地にはたくさんの金鉱があり、アリマスポイ人という額の真中に一個の目を持つ巨人の種族がその黄金を狙っていました。このため、グリフィンとアリマスポイ人の戦いが何度となく繰り返されたといいます。また、グリフィンの財宝を狙うヨーロッパの冒険家たちは、わざわざアジアまで出かけ、皮の袋の中にすっぽりと入ってグリフィンを待ったといわれています。そうすると、グリフィンがやってきて皮の袋を巣へと運ぶので、そこでグリフィンを殺し、財宝を手に入れようというのです。もちろん、反対に殺されてしまった者もたくさんいました。
(モンスター解体新書のイラストはすべて福地貴子さんが描いています。)
幻想動物学

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