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フランボワイヤン・ワールド
モンスター解体新書
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
ヒポグリフ
Hippogryph

 脊椎怪物  鳥類  合成獣型  ヒポグリフ  体長:2.5m  雑食性
■氷に閉ざされた山中に棲む太陽のシンボル

 ヒポグリフは馬の身体を持ち、前脚とクチバシと翼がグリフィンの姿をした、ヨーロッパ生まれのモンスターです。グリフィンというのもモンスターで、鷲の頭と翼、前足を持ち、胴体と後ろ足はライオンの姿をしていますが、このグリフィンと雌馬が交わった結果、ヒポグリフが誕生したのです。住んでいるのはヨーロッパでも北方の氷に閉ざされた山の中です。そんな山の中にいたのではなかなか見つけることはできませんが、人間に敵意を持っているわけではないようです。人間を見る目があるので悪人にはなつきませんが、立派な心の持ち主ならば飼い慣らすのは容易で、乗馬としても利用できます。グリフィンと違い、人間になじみの深い馬の血が混じっているからでしょう。しかも、乗馬になったヒポグリフの能力はかなりのもので、ペガサスをしのぐほどです。空を飛ぶ能力は非常に高く、月にまでいくことができ、人間を乗せた状態で翼を使って世界中を飛び回ることができます。また、太陽の鳥といわれる鷲の血が混じっているので夜よりは昼の方が得意のようです。このため、鷲と同じようにヒポグリフの姿もまた太陽のシンボルとして使われることがあります。
(モンスター解体新書のイラストはすべて福地貴子さんが描いています。)
幻想動物学

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