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フランボワイヤン・ワールド
モンスター解体新書
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
ブロッブ
Blob

 原生怪物  スライム類  泡型  ブロッブ  体長:極小~数m  肉食性
■際限ない食欲で人を襲う不死身のスライム

 ブロッブはアメリカで生まれた、全体が赤い泡でできた半流動体のモンスターです。ハリウッドの映画『絶対のピンチ』に登場し、新種のスライムとして注目されるようになりました。スライムと同じように定まった形はなく、どんな形にでも変形でき、どんなに細かく分断されても死ぬことはありません。それでいて、いつも泡立っているというのが特徴です。餌の取り方もスライムと同じで、相手を包み込むようにして体内に取り込み、消化液で溶かして吸収します。餌にするのは主に人間で、その他の動物にはあまり興味を示さないようです。成長速度は普通のスライムよりも速く、餌になる人間を食べるたびにどんどんと巨大化していきます。はじめから人間をターゲットにしているという点では、最も恐ろしいスライムの仲間かもしれません。それにしても、性質はほとんどスライムと同じなのに、どういうわけで全体がいつも泡立っているのでしょうか。もしかしたら、泡の中に入っているのはただの空気ではなく、人間をとかしたときに発生するガスのようなものかもしれません。ブロッブは恐ろしい食欲で際限なく食べるので、その過程で大量のガスが発生してくると考えられます。
(モンスター解体新書のイラストはすべて福地貴子さんが描いています。)
幻想動物学

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