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フランボワイヤン・ワールド
モンスター解体新書
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
ヨーウィー
Yowie

 脊椎怪物  は虫類  合成獣型  ヨーウィー  体長:1.2m  肉食性
■6本足で素早く動くモンスター

 ヨーウィーはオーストラリアで生まれた、トカゲの体と昆虫の脚を持つモンスターです。体は完全にトカゲの姿で全体がウロコにおおわれているのに、そこから生えている脚はかぶと虫のもので、脚の数は6本です。夜行性で、昼の間は砂漠にある巣穴にひそみ、夜になると餌を求めて動き出し、人家などに近づいて家畜を襲って食べます。かぶと虫の足が付いているので、歩くときにはがさごそと不気味で耳障りな音を立てます。この音は人家の中まではっきり聞こえるので、真っ暗で何も見えない夜でもヨーウィーが来たことはすぐにわかります。家畜小屋にいる動物たちもその足音を聞いただけで騒ぎだします。しかし、ヨーウィーはおかまいなしに家畜を襲って食べてしまうのです。もちろん、用心深い人々は足音を聞くとすぐにも猟銃を持って外に飛び出しますが、ヨーウィーを退治するのは難しいようです。かぶと虫の脚を持つヨーウィーはゆっくりとしか動けないように思えますが、意外にすばやく、2本脚の人間が近づいてくることを察知するとすぐにも逃げ出してしまうからです。動きのすばやさという点ではかぶと虫よりもゴキブリに近いのかもしれません。
(モンスター解体新書のイラストはすべて福地貴子さんが描いています。)
幻想動物学

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