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フランボワイヤン・ワールド
モンスター解体新書
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
スレイプニル
Sleipnir

 脊椎怪物  ほ乳類  馬型  スレイプニル  肩高:1.5m  草食性
■天界も地獄も超えて駆ける8本足の神の馬

 スレイプニルはスカンジナビア半島で生まれた、8本の脚を持つ馬の姿をしたモンスターです。普通の馬の4本脚の内側に、それぞれ1本ずつ余分な脚が付いています。脚が多いのですから走る速さも普通ではありません。スレイプニルが走り出すと、アッという間に地平線の彼方までいってしまいます。川や城壁も簡単に飛び越えます。しかし、この程度のことはスレイプニルにしてみれば朝飯前のことかもしれません。というのも、スレイプニルの仕事は、オージンというスカンジナビアで最高の神を乗せ、戦場で死んだ勇敢な戦士の魂を天界へと導いていくことだからです。スレイプニルは人間の住む地上から空の果てまでも簡単に飛んでいける特別な馬なのです。また、スレイプニルは神々の一人ヘルモーズを乗せて地獄へも旅したことがありますが、力に満ちた馬なので、この世と地獄を往復するのに休憩を取る必要もありませんでした。考えてみれば、翼の生えた馬たちも天界を旅することはできますが、地獄まで行き来できる馬はそれほど多くはありません。ほかには、アラビア生まれのブラークがいるくらいでしょう。8本脚には翼以上の力があるのかもしれません。
(モンスター解体新書のイラストはすべて福地貴子さんが描いています。)
幻想動物学

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