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フランボワイヤン・ワールド
モンスター解体新書
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
ケツァルコアトル
Quetzalcoatl

 脊椎怪物  は虫類  合成獣型  ケツァルコアトル  体長:80m  雑食性
■平和を愛するアステカの神

 ケツァルコアトルは現在のメキシコのあたりで生まれた、背中に緑色の鳥の翼を持つ蛇のモンスターです。姿は蛇ですが、神々の仲間なので、絶大な力を持っています。かつて、その地方に住んでいたアステカ族の言い伝えによれば、ケツァルコアトルはこの世界が始まる以前から存在しており、世界そのものを作り出したり、世界を滅亡させたりすることができます。こうして、ケツァルコアトルはすでに5つの世界を生き抜いてきたといわれています。では、ケツァルコアトルは自分勝手に世界を作ったり、壊したりしているのかというと、決してそうではありません。ケツァルコアトル自身は争いを憎み、平和を愛する優しい性格で、アステカの人々にトウモロコシの栽培方法や火の起こし方など、生活していくのに必要ないろいろな技術や文化を教えたといわれています。おそらく、ケツァルコアトルは天界にいて、自分の作った人間たちが幸せに暮らしていくのを静かに見ているのが好きなのでしょう。しかし、神の世界にはケツァルコアトルと敵対する勢力もあり、ときどき争いが起こります。そのために、世界が滅びたり、再び作られたりすることになったのです。
(モンスター解体新書のイラストはすべて福地貴子さんが描いています。)
幻想動物学

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