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フランボワイヤン・ワールド
モンスター解体新書
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
ガルダ
Garuda

 脊椎怪物  鳥類  半人半鳥型  ガルダ  身長:2m  肉食性
■太陽さえも運べる神の鳥

 ガルダは鷲の頭、鈎爪、翼、クチバシを持ち、身体は人間の姿をした、インド生まれのモンスターです。顔は白く、翼は赤く、身体は黄金色をしているといわれます。とんでもない力があり、自分の翼に太陽を乗せ、それを東から西へと運ぶことができます。燃え盛る太陽を翼に乗せても少しも傷つかない特別な身体を持っているわけです。それで、ガルダのことを太陽鳥と呼ぶこともあります。鷲の姿をしているだけに、かなり獰猛なところもあります。戦うときは、強力な羽ばたきで風と埃を巻き起こし、敵の視力を奪います。この戦法で、ガルダはインドの数多くの神々を打ち倒し、蛇神(ナーガ)たちを殺したこともあります。しかし、あるとき、ヴィシュヌというインドの偉大な神と戦い、ある約束をしました。それは、ヴィシュヌがガルダを不死にする代わりに、ガルダはヴィシュヌの乗り物として働くというものでした。こうして、神の鳥となったガルダはヴィシュヌを乗せてどこへでも飛んでいきました。ガルダには行けないところはなく、ヴィシュヌとともに夢の中にまで飛んでいったこともあります。現実と非現実の間を通り抜ける不思議な力も持っているのです。
(モンスター解体新書のイラストはすべて福地貴子さんが描いています。)
幻想動物学

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