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フランボワイヤン・ワールド
モンスター解体新書
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
アポピス
Apophis

 脊椎怪物  は虫類  蛇型  アポピス  体長:200m  肉食性
■闇を支配する邪悪な毒蛇

 アポピスは巨大な蛇の姿をした、エジプト生まれのモンスターです。古代のエジプトには数多くの毒蛇がおり、人々を苦しめていましたが、アポピスはそんな毒蛇たちの邪悪な力を一身に集めたような性格をしています。まさに悪魔のような存在で、冥界のナイル川に住み、闇を支配しています。アポピスが闇を作り出しているといってもいいかもしれません。古代のエジプト人たちは、ナイル川は天空に始まり、地上を流れたあとで冥界を流れると信じていました。つまり、天空と地上と冥界のナイル川がつながっていたのです。このせいで、アポピスは昼の間は天空に出現しますが、そこでアポピスが暴れて暴風雨が起こり、太陽の陽がささなくなります。また、アポピスはときどき巨大な口を開け、太陽を飲み込んでしまいます。すると日食になり、地上は闇に包まれます。夜になるとアポピスは冥界のナイル川で死者を運ぶ船を襲います。この船が夜の間に無事に冥界を通過できれば死者たちは天国へいけるのです。しかし、アポピスがいるので簡単には行きません。しかも、アポピスはたとえ殺されても翌日になると復活し、同じことを繰り返すのです。おそらく、いまでも繰り返していることでしょう。
(モンスター解体新書のイラストはすべて福地貴子さんが描いています。)
幻想動物学

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