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フランボワイヤン・ワールド
中国神話伝説ミニ事典/コラム編(3)
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
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イオの末裔
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中国少数民族について
■多種多様な宗教と豊かな神話世界


 中国には人口の9割以上を占める漢民族のほかに、55の少数民族が暮らしている。中国の人口は現在12億5千万人を超えるので、少数民族といってもその数は少なくなく、人口の合計が9400万人に達する。
 これだけ数多い少数民族のことを一言でいうことはとてもできないが、最大の特徴はそれぞれの少数民族が固有の文化と伝統を持ち、いまもなおそれに従って暮らしているということだろう。少数民族は大多数が中国西南、西北、東北の辺境地帯に暮らしているが、中国は国土も広く、自然環境にも大きな違いがあるため、少数民族間の文化的な差異も大きい。

 こんなわけなので、少数民族の信仰する神々も実に多種多様にわたる。
 本書では、これらの神々の中からかなり恣意的にその少数民族に固有らしく見える神々を選別して紹介したが、これは少数民族の中にも道教、キリスト教、イスラム教、仏教などを信仰する民族もいるためである。とはいえ、55の少数民族がそれぞれどのような神を信仰しているか興味ある読者もいるかもしれない。そこで一応の目安として、それぞれの少数民族の信仰する宗教の一覧表をあげておきたい。これだけ見ても、中国少数民族の多様性の一端がうかがえるはずだ。
 固有の伝統を守る少数民族だけに、いわゆる神話に関しても、中国少数民族は古くからの伝承を少なからず残しているといっていい。中国少数民族の人々は、古くから固有の文字を持たず、その神話を口承で語り伝えるしかなかった。このため、現在まで残っている神話は、中国側の資料に書き残されたものや、幸いにも今日まで語り伝えられたものに限られてしまうという制限があることは確かである。しかし、残された神話には数万行に及ぶものもあるといわれており、内容的にも豊かな神話世界を持っているといっていいはずである。

 そもそも、中国少数民族はいまでこそ少数民族とされているが、古代中国にあっては決して少数民族ではなかったといわれる。例えば、春秋戦国時代から漢代に至るころの中国では、漢民族は黄河の中下流域を中心に活動しており、その周辺部分はほとんどが少数民族の祖先たちの世界だったという。そのころ、中国人たちは少数民族のことを、「蛮、夷、戎、狄」などと呼んでいた。これは漢民族の生活の中心地である黄河中流域から見たときの、それぞれの方角に居住する異民族集団の総称で、南蛮、東夷、西戎、北狄などといわれることもある。中国の古い文献にはこれらの単語はしばしば登場するので、当時は少数民族の力がいまと比べ物にならないくらい大きかったことがわかる。苗族の神話に登場する伏羲と女媧、あるいは羌族の最高神・共工などが中国神話に取り込まれていることからもわかるように、古代にあっては、少数民族の祖先たちは漢民族の文化に大きな影響を与えるほどの存在だったのである。



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イオの末裔
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