小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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尉繚子 |
ウツリョウシ |
兵法書 |
中国古代の兵法書。『孫子』『呉子』に匹敵するほど評価が高く、武経七書(ぶきょうしちしょ)のひとつともなっている。
長い間、偽書と見なされていたが、1977年に山東省の前漢代の古墳から『尉繚子』の記述を含む兵書竹簡が発見され、秦代以前の戦国時代後期に書かれたものであることが確実となった。
著者とされる尉繚については、梁の恵王のときの人、秦の始皇帝時代の人などいくつかの説があり、はっきりしない。
『漢書芸文志』には「尉繚子二十九篇」および「尉繚子三十一篇」という記述があるが、現存する書は24篇5巻からなる。
『孫子』にしろ『呉子』にしろ兵家の思想は多くは無神論的・唯物論的傾向を持つが、それが最も際立っているのが『尉繚子』だという特徴がある。戦争に勝ち、国を治めるために必要なのは占いや呪いではなく、とにかく人事(人間の行為)に尽きるという思想である。そして、人事とは、有用な人材を採用すること、法制を整えること、論功行賞を正しくすることだとされている。 |
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