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フランボワイヤン・ワールド
中国神話伝説ミニ事典/図書編
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。

 小説
イオの末裔
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易経
エキキョウ
古典
 中国で古代から行われていた易という占いのための書。易は50本の竹の棒状のもの(蓍(めどき)または筮竹(ぜいちく))を用いた占いで、殷代の亀卜(きぼく)に代わるものとして周代に生まれた。だから、周代には易に関する何らかの書が存在していたはずだが、現在ある『易経』の形で成立したのは戦国時代ころとみられている。当初は『易』『周易』と呼ばれた。
 それが漢代になって非常に重要な書と考えられるようになり、後漢代には五経の筆頭とされた。つまり、『易経』はたんに占いの書であるだけでなく、宇宙の深遠な真理を解説する書であり、知識人ならば誰もが知っておかなければならない最高の書とされたのである。五経に含まれる『書』を『書経』というように、「経」の字を付加して『易経』と呼ばれるようになったのもこのころからである。
 内容は本文と解説からなっている。本文は「経」といい、12編ある。解説は「伝」といい、10編ある。
 「経」は易の六十四卦(け)のそれぞれの説明(卦辞)と卦を構成する六つの爻(こう)の説明(爻辞)から成っている。

 ここで、卦と爻について説明しておこう。
 易は陰陽の二元論で森羅万象の真理を解明しようとする思想である。陰陽は―、--という符号で表わされる。これが爻で、―は陽爻、--は陰爻という。
 爻を三つ、または六つ組み合わせたものを卦という。
 三つ組み合わせたものは小成の卦といい、次の8種類ができる。

乾(けん) 坤(こん) 震(しん) 巽(そん) 坎(かん)  離(り) 艮(ごん) 兌(だ)
               

 これが八卦で、それぞれに意味がある。たとえば、「乾」は純粋に陽の気であり、その形は「天」であり、その作用は「健(すこや)」かさである。そして、君主、父、西北などを象徴する、という具合である。

 爻を六つ組み合わせたものは成卦といい、次の64種類ができる。


 これが六十四卦である。したがって、『易経』の「経」にはこれら六十四卦についての説明64項目と、それを構成する六爻それぞれの説明64×6=384項目が載せられているのである。
 八卦や六十四卦がどのようにしてできたかは不明だが、伝説によれば、神話時代の太古の帝王伏羲が森羅万象の法則と現象を観察し、始めて八卦を作った。その後、殷周革命の時代に周の文王が六十四卦としたといわれている。
 『易経』に含まれる10編の「伝」は「経」ができた後に付け加えられたもので、彖(たん)伝上・下、象伝上・下、繋辞伝上・下、文言伝、序卦伝、説卦伝、雑卦伝がある。これら「伝」については、孔子が易の道理を明らかにするために作ったという伝説があるが、正確なところは不明である。

→五経
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