小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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淮南子 |
エナンジ |
古典 |
古代中国、漢の武帝の時代に漢の王族の一人である淮南王劉安(前179~前122)を中心に編纂された書物。内篇21篇、外篇33篇から成っていたが、現存するのは内篇だけである。
中国南部の淮南国は漢の支配が及ばない半独立国であり、多数の文人・学者・任侠の士などが集まった。これらの文人・学者の知が結集されたのがこの書である。道家の思想を基本にしているが、諸子百家の思想を援用して、宇宙論・地理論・社会論・政治論・戦略論などとにかく広範な知識が豊富に集められている。女神女媧が壊れた天を補修した話、羿が10個の太陽のうちの9個を射落とした話、羿の妻の嫦娥が不死の薬を持って月へ逃げた話、怪物共工が不周山にぶつかって天が傾いた話など、詳細な内容の神話伝説も含まれている。
日本の『古事記』や『日本書紀』にある天地創造神話も『淮南子』にある天地創造神話を基にしてできたものである。 |
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