小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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花関索伝 |
カカンサクデン |
小説 |
中国、明代の小説。1967年に上海近郊で発見され、これによって関索(別名・花関索)という人物が元代以前から人気のあった英雄だとわかった。
関索は小説『三国志演義』で、関羽の第三子とされている架空の人物だが、『演義』には少ししか登場せず、長い間謎の人物と考えられていた。
『花関索伝』によると、劉備、関羽、張飛の三人は義兄弟の契りを結んだとき、後顧の憂いを断つために妻子がある場合にはそれを殺してしまうことに決めた。そこで、張飛が関羽の妻子を殺しにいくが、このとき関羽の妻胡金定(こきんてい)は妊娠しており、哀れに思った張飛は彼女を逃亡させた。この結果生まれてきたのが関索で、道士花岳(かがく)先生に武術を習い、神秘の泉の水を飲んで怪力となった。そして、蜀漢軍に加わると呉の陸遜(りくそん)、呂蒙(りょもう)を倒して父の敵討ちをするなどの大活躍をしたとされている。 |
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