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フランボワイヤン・ワールド
中国神話伝説ミニ事典/図書編
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
霍小玉伝
カクショウギョクデン
伝奇小説
 中国唐代中期の短編恋愛伝奇小説。蔣防(しょうぼう)・作。『大平広記』487に収録されている。進士に捨てられた妓女(ぎじょ)の悲恋と崇りの物語である。
 二十歳で進士(科挙の合格者)となった李益(りえき)は長安で妓女霍小玉と出会い、互いに愛し合うようになり、生涯一緒に暮らそうと結婚を誓いあう。
 2年後、鄭県(ていけん)の主簿に任命された益は小玉と別れて赴任し、見舞いに行った母からすでに名門の盧氏(ろし)との婚約がととのっていることを知らされる。母に逆らえない益はついに小玉との関係を断つが、このため小玉は病気になる。ある日、黄衣の豪士が益を無理やりに小玉の家に連れてくると、小玉は益の背信を責め、幽霊となって祟ると告げた後、死んでしまう。
 益は盧氏と結婚するが果たして怨鬼にたたられ、嫉妬と猜疑で心が休まることなく、盧氏を離縁する。その後、益は三度妻をめとるが、結果はいつも同じでついに家庭での幸福を得られないのである。
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