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フランボワイヤン・ワールド
中国神話伝説ミニ事典/図書編
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
血盆経
ケツボンキョウ
経典
 十世紀の中国で成立した420文字あまりの短い経典で、『大日本続蔵経』に『仏説大蔵正経血盆経』として収められている。
 女性は出産時の出血で大地の神を汚すだけでない。汚れた衣服を川で洗って水を汚し、人がその水を汲んで茶を煎じて神仏にそなえるため神仏にまで汚れを及ぼす。だから女性は死後に必ず血の池(血盆池)地獄に堕ちる。しかし、女性の身内が追善供養を行ったり、女性自身が血盆経を書写して身につけていれば救われると教えるものである。
 この経典が室町時代頃に日本に伝わり、江戸時代には民衆の間に浸透し、恐ろしい血の池地獄に対する信仰が広まったのである。
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