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フランボワイヤン・ワールド
中国神話伝説ミニ事典/図書編
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
五雑俎
ゴザッソ
類書
 中国明代の随筆集。謝肇淛(しゃちょうせつ)著。全十六巻。全体が天・地・人・物・事の五部門に分かれており、百科全書的性格がある。
 書名には天・地・人・物・事の五部を「雑(まじ)」えて、「組ひも」に結びつけるという意味がある。
 清朝にとって好ましくない内容があるというので、清代には禁書とされていた。

 森羅万象を対象としているので神話伝説に関係する記述も多い。たとえば幻想動物の代表格である龍に関して、『五雑組』は角は鹿、頭はラクダ、目は鬼、うなじは蛇、腹は蜃、鱗は魚、爪は鷹、手のひらは虎に似ているという2世紀の王符(おうふ)の説をを紹介している。また、龍は雷や電、雲や霧に守られて出現するので、全身を見ることは極めてまれだと説明している。博覧強記で有名な日本の民俗学者・南方熊楠(みなかたくまぐす)はこの本をよく引用し、博識ぶるには良い材料だといっている。
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