小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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伍子胥変文 |
ゴシショヘンブン |
小説 |
中国唐代後期に寺院などで語られた「変文」作品の一つ。『史記』「伍子胥列伝」、『呉越春秋』などにもある伍子胥の物語の一部を変文にしたものである。
戦国時代、伍子胥の父は楚(そ)の平王(へいおう)に仕えたが、讒言(ざんげん)のために兄とともに殺された。伍子胥は難を逃れ、呉(ご)に走り、復讐を誓った。
数年後、伍子胥は呉王・闔廬(こうろ)の将軍となり、軍を率いて楚を討伐した。しかし、すでに楚の平王は死んだあとだったので、伍子胥はその墓を暴き、死体を引き出して鞭打ち、恨みを晴らしたのである。 |
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