小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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子不語 |
シフゴ |
小説 |
中国の清代の短編志怪小説(しかいしょうせつ)集(怪談物語集)。袁枚(えんばい)(1716~97)の撰述。正編24巻、続編10巻で、1000以上の物語を収録している。袁枚は若くして科挙に合格し、官吏として各地を転々としたが、38歳で官を辞すると、江寧(こうねい)(南京)に「隨園(ずいえん)」と号する庭園を造り、82歳で死ぬまで詩・文に専念した自由人・風流人である。
『子不語』という題名は『論語』の「子不語怪力乱神(子、怪力乱神を語らず)」(孔子(こうし)は妖怪変化など怪しげなことは語らなかった)に由来している。この本では孔子が語らなかった怪しげな話を集めているということである。
後になって昔の書物に同じ題名のものがあることに気づいた袁枚は題名を『新斉諧(しんせいかい)』と改めたが、普通には『子不語』の題で知られている。 |
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