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フランボワイヤン・ワールド
中国神話伝説ミニ事典/図書編
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

販売開始しました。
《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
謝小娥伝
シャショウガデン
伝奇小説
 中国唐代晩期の伝記小説、義俠小説。9世紀初頭の李公佐(りこうさ)作。父と夫の仇を討つ若妻・謝小娥の物語である。『大平広記(たいへこうき)』491所収。
 謝小娥は大金持ちの商人の娘で幼くして母を亡くし、義俠の段居貞(だんきょてい)と結婚した。父も夫婦も大勢の召使を使い、船に品物を積んで商売をしたが、あるとき盗賊に襲われ、父も夫も殺され、すべてを奪われた。小娥もケガをして水に落ち、ほかの船に救われた。
 間もなく、小娥は夢で父の仇は「車中の猴(こう)、東門の草」、夫の仇は「禾(か)中を走る一日の夫」と告げられた。小娥は知恵者を見つけて謎を解いてもらおうと思ったが、なかなか見つからなかった。
 数年後、公佐(こうさ)がその謎を解き、二人の仇は申蘭(しんらん)と申春とわかった。猴とはサルのことで、「車」の中にあるサルとは「申(さる)」のことである。そして、東門の草を文字にすると「蘭」となるからである。
 小娥は男子に変装して各地を渡り歩き、一年後に潯陽郡(じんようぐん)(江西省)で申蘭・申春の盗賊兄弟を見つけた。小娥は下働きとして二人に近づき、申蘭を殺し、申春と一味の者たちを官に逮捕させたが、その者たちは死罪となった。こうして小娥の復讐は遂げられたのである。
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