小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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聶隠娘 |
ジョウインジョウ |
小説 |
中国、唐代末期に書かれた短編の伝記小説・剣侠小説。裴鉶(はいけい)著の短編小説集『伝奇』の一遍で、現在の武侠小説の源流の一つとされる。
唐の貞元(ていげん)年間(785~805)のこと。魏博(ぎはく)(河北省南部あたり)の将軍聶鋒(じょうほう)の娘・聶隠娘は10歳のとき尼僧に誘拐され、深山で秘術を仕込まれ、超人的な暗殺者となった。
5年後、家に戻った彼女は夜な夜などこかへいなくなったが、家族のものは怖くて何も聞けなかった。間もなく魏博の節度使の直属の部下となった彼女は陳許(ちんきょ)の節度使・劉昌裔(りゅうしょうえい)暗殺を命じられた。しかし、劉昌裔の人物を知った彼女は寝返った。そして、新たに送られてきた精精児(せいせいじ)、空空児(くうくうじ)といった暗殺者たちと全く超人的な戦いを繰り広げ、見事に撃退するのである。 |
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