小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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全相平話 |
ゼンソウヘイワ |
小説 |
中国宋代あるいは元代に作られた平話(へいわ)で、次の五種の物語が含まれている。なお、各タイトルにある「全相」とは全ページ絵入り(上部三分の一が絵、下部が文)ということである。
●『新刊全相平話武王伐紂書(しんかんぜんそうへいわぶおうばっちゅうしょ)』(『武王伐紂平話(ぶおうばちゅうへいわ)』)
周の武王が殷(いん)の紂王(ちゅうおう)を討伐し、周王朝を起こす話。『封神演義(ほうしんえんぎ)』の元ネタだが、話はシンプルで那托(なた)や楊戩(ようせん)といった仙人・道士はほとんど登場しない。
●『新刊全相平話楽毅図七国春秋後集(しんかんぜんそうへいわがっきずしちこくしゅんじゅうこうしゅう)』(『七国春秋平話(しちこくしゅんじゅうへいわ)』)
春秋時代に斉を滅亡寸前まで追い込んだ武将・楽毅(がっき)、その斉を再生させた武将・孫臏(そんびん)らの物語。
●『新刊全相平話秦併六国(しんかんぜんそうへいわしんへいりっこく)』(『秦併六国平話(しんへいりっこくへいわ)』)
秦による史上初の中国統一とその滅亡の物語。
●『新刊全相平話前漢書続集(しんかんぜんそへいわぜんかんじょぞくしゅう)』(『前漢書平話(ぜんかんじょへいわ)』)
漢帝国を興した高祖・劉邦(りゅうほう)が功臣たちを粛清した物語。
●『刊全相平話三国志(しんかんぜんそうへいわさんごくし)』(『三国志平話(さんごくしへいわ)』)
『三国志(さんごくし)』をネタにした最初の小説で、明代に成立する『三国志演義(さんごくしえんぎ)』のルーツというべきもの。
→三国志平話 |
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