小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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大宋宣和遺事 |
ダイソウセンナイジ |
小説 |
中国元代(1271~1368)に書かれた歴史小説で『水滸伝(すいこでん)』の原型となったもの。『水滸伝』に登場する有名な豪傑たちの物語は、『青面獣(しめんじゅう)』(楊志(ようし))、『花和尚(かおしょう)』(魯智深(ろちしん))、『武行者(ぶぎょうしゃ)』(武松(ぶしょう))などといった題名の講談としてすでに南宋時代(1127~1279)には行われていた。『大宋宣和遺事』はこうして出来上がった個々の物語をまとめたもので、総大将の宋江(そうこう)のほかに36人の豪傑が登場する物語で、内容は簡略だが、豪傑たちが梁山泊に結集し、朝廷のために方臘(ほうろう)を討伐するという枠組みができあがっている。 |
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