小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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太平要術 |
タイヘイヨウジュツ |
天書 |
中国明代の小説『三国志演義(さんごくしえんぎ)』の中で、黄巾(こうきん)の乱の首謀者・張角(ちょうかく)が山中で南華老仙(なんかろうせん)から授かったとされている三巻の書物。一種の魔術書で、張角は日夜勉強努力して、『太平要術』を学び、風雨を呼び起こしたり、人々の病を治したりした。こうして人心を掌握した張角は「青天(後漢)」のあとはわれわれ「黄天」の時代だといい広め、四、五十万の黄巾族の首領「天公将軍」となって蜂起し、妖術を駆使して官軍を苦しめたのである。 |
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