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フランボワイヤン・ワールド
中国神話伝説ミニ事典/図書編
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
東遊記
トウユウキ
小説
 中国明代の神魔小説。中国で古くから特別に人気の高い8人の仙人(八仙)、張果老(ちょうかろう)、鍾離権(しょうりけん)、曹国舅(そうこくしゅう)、藍采和(らんさいわ)、李鉄拐(りてっかい)、韓湘子(かんしょうし)、何仙姑(かせんこ)、呂洞賓(りょどうひん)が活躍する小説で、2巻56回。著者は呉元泰(ごげんたい)とされる。
 物語はまず8人の仙人がどのようにして得度し仙人となったかを語る。そしてあるとき、八仙たちは西王母が主催する蟠桃大会(ばんとうだいえ)に天界に招かれ、大いにもてなされた。その帰り道、八仙はそれぞれ自分たちの宝物を履いて海を渡るが、ここに龍王の王子が現れ、藍采和が履いていた玉板を奪ってしまう。そこで、八仙と龍王の間に激しい戦いが起こったが、最後は観音菩薩が乗り出し、玉帝の前で和解が成立し、天下泰平の時代が始まるという話である。
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