小説
イオの末裔
〔Kindle版〕
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《内容》
教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。 |
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穆天子伝 |
ボクテンシデン |
小説 |
中国最古の小説といわれるもの。西晋(せいしん)の咸寧(かんねい)5年(279年)河南省汲県(きゅうけん)の平民・不準(ふじゅん)が魏(ぎ)の襄王(じょうおう)の墓を盗掘したとき、『逸周書(いっしゅうしょ)』『竹書紀年(ちくしょきねん)』とともに竹簡の形で出土した。成立年代は不明で、その内容には神話伝説的な要素が多く含まれている。
周の穆王(ぼくおう)が八頭の駿馬の引く馬車に乗り、黄河の水源から西遊し、砂漠を越え、崑崙山(こんろんさん)に至るという旅行記風の物語である。崑崙山では、穆王は西王母(せいおうぼ)と会見し、二人は宴席で互いに詩を唱和しあい、再会を約束する。 |
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