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フランボワイヤン・ワールド
中国神話伝説ミニ事典/図書編
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 小説
イオの末裔
〔Kindle版〕

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《内容》
 教団拡大のために凶悪な犯罪もいとわない《鬼神真教》の教祖・サヤ婆(鬼塚サヤ)の孫として生まれた鬼塚宏樹(主人公=私)は鬼塚一族の残酷な行為を嫌って一族の家から逃亡し、裏切り者として追われる身になる。その恐怖から彼は各地を転々として暮らすしかない。やがて彼は大都市のK市である女に出会い、一時的に幸福な暮らしを手に入れる。だが、そんなある日、大都市の町中でサヤ婆を狂信する磯崎夫妻の姿を見つける。そのときから、彼の恐怖の一日が始まる。恐るべき鬼塚一族の人々が次々と彼の行く手に出現する。…、そして、彼の逃亡がまた始まる。はたして、彼は逃げ切れるのか。鬼塚一族の魔の手を逃れ、自由な暮らしを手に入れられるのか。
録図書
ロクトショ
予言書
 中国古代の予言書。緯書(いしょ)の一種。史上初めて中国統一を成し遂げた秦の始皇帝は何人もの方士(神仙道の専門家)たちを使い、不老不死の薬を求めさせたことで有名である。前215年、東方海上の旅から帰ってきた方士・盧生(ろせい)がある予言書を始皇帝に奉った。これが録図書だが、そこに「秦を亡ぼす者は胡(こ)である」という言葉があった。始皇帝は驚き、すぐにも30万の兵で北方で勢力をもっていた胡族を討伐し、オルドス地方を占領した。だが、秦帝国はわずか三代で滅んでしまった。それというのも二世皇帝・胡亥(こがい)が暗愚で、民衆の反感を買う政治を行ったためだった。つまり、「秦を亡ぼす者は胡である」の「胡」は胡族ではなく、胡亥だったのである。
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