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何仙姑 |
カセンコ |
道教 |
神仙・八仙の一人 |
八仙の中で唯一の女性である仙人。雲母を食べて仙人になったという伝説がある。
広東省増城県の何泰(かたい)の娘で、生まれたとき頭の上に六本の毛が生えていた。則天武后(在位690~705)の時代に十四、五歳だった彼女は母とともに雲母渓に住んでいた。そのころ、夢に神人が現れて「雲母を食べれば不老不死になれる」とお告げがあったので、その通りにした。すると体が軽くなり、空を飛んで自由自在に野山を駆け回れるようになった。母が死んでから辟穀(穀物を食べないこと)をするようになると、もはや生身の人間とは思えない超俗の雰囲気が出てきた。うわさは広まり、則天武后が使者を送って会おうとしたが、その途中で彼女は使者の前から消えてしまい、ついに会えなかったという。
何仙姑は則天武后の死後に白日昇天したといわれるが、その後も五色の雲に包まれて姿を現すことがあったという。 |
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