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フランボワイヤン・ワールド
中国神話伝説ミニ事典/神様仙人編
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華陀
カダ
道教
医神
 養生術の一種である五禽戯(ごきんぎ)という導引法(どういんほう)を開発した、2~3世紀ころの外科医。伝説的な名医であり、医者の守護神というだけでなく、無病息災の神として信仰を集めている。
 五禽戯は、虎、鹿、熊、猿、鳥という5タイプに分かれた一種の体操で、その流れは現在も絶えていないといわれる。華陀自身がこの養生術を実践し、そのおかげで百歳を過ぎても青年のような若々しさを保ったという。
 外科医としての華陀は、大麻を原料にしたと見られる「麻沸散(まふつさん)」という麻酔薬を使用した画期的な外科手術をし、患者に痛みを感じさせなかったことで知られている。また、患者を見ただけで、何が原因の病気であるか突き止め、治療することができたという。『三国志』には、華陀がさまざまな病を治療したという話が数多く記録されている。
 最期は魏の曹操に捕らえられ、自分の医術書すべてを焼き払った後に獄死したという。 
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