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フランボワイヤン・ワールド
中国神話伝説ミニ事典/神様仙人編
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韓湘子
カンショウシ
道教
八仙の一人
 八仙の一人。有名な詩人・韓愈(かんゆ)(768~824)の甥で、呂洞賓(りょどうひん)(孚佑帝君(ふゆうていくん))の弟子となって各地を周遊し、あるとき桃の木から落ちて死に、尸解(しかい)して仙人になったといわれる。
 何も知らない韓愈は韓湘子が旅から戻るとしきりに勉強しろといった。だが、韓湘子はいうことを聞かず、「即座に美酒を造り、即座に花を咲かせられる」という意味の詩を詠んだ。そして、実際にすぐにも樽の中を美酒でいっぱいにし、土を集めて花を咲かせたという。このとき、その花の間に短冊があり、「雲は秦嶺に横たわって家いずくにか在る、雪は藍関を擁して馬前(すす)まず」という一句が書かれていたが、韓湘子はその意味を言わなかった。それから間もなく、韓愈は皇帝の怒りに触れて広東省潮州に左遷され、その途中の藍関で大雪に襲われ動けなくなった。と、ここに韓湘子が現れ、私が詩で予言したとおりでしょうといって助けてくれたという。
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