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            | 姜嫄 | 
           
          
            | キョウゲン | 
           
          
            | 中国神話 | 
           
          
            | 農耕神后稷(こうしょく)の母 | 
           
          
             周の始祖で農耕神でもある后稷(棄(き))の母とされる中国神話の女神。帝嚳(ていこく)の妻の一人で、后稷の誕生に関する感生帝説話がある。  
 『史記』周本紀によれば、ある日、姜嫄が郊外に散歩に出ると巨人の足跡があった。姜嫄は心が楽しくなってそこに自分の足を重ねてみると体の中に動くものを感じ妊娠してしまった。十二ヵ月後、姜嫄は子供を生んだが、不吉に思って捨てた。すると、不思議なことに馬や牛が捨て子を踏まないように避けて通った。仕方なく林に移すと何故か林の中を通る人が多くなった。次に溝の中の氷の上に捨てたところ、鳥が舞い降り、捨て子を翼でくるんで暖めた。ここまできて姜嫄はついにこれは神秘的なことだと考え、子を手元において育てることにした。そして、最初に捨てようと思ったので「棄」という名を与えたという。
 
 姜嫄が踏んだ足跡については、一般的には天帝の足跡だと考えられている。 | 
           
        
       
      
      
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