|
子孫娘娘(娘々) |
シソンニャンニャン |
道教 |
子授けの女神 |
道教の子授けの女神。道教には子授けから出産までの各段階ごとに、それを担当する女神がいる。
この段階の最初を担当するのが子孫娘娘で人々の願いを受けて子宝を授ける女神である。どんな子供が生まれてくるかは、この女神の選定によって決まるという。
子供の選定がすむと女性は妊娠するが、この段階は送子娘娘(送生娘娘)が担当する。選定された子供が無事に送り届けられるように胎児の安全を守るのが仕事である。
とはいえ、最後の出産段階になると、人々は催生(さいせい)娘娘に祈ることになる。出産は簡単にすむこともあるが、臨月になって産気づかなかったり、難産になることもある。そこで、催生娘娘がこうした出産に関する障害を取り除く聖なる産婆の働きをするのだという。
なお、出産後のケアなどは、乳母娘娘など別な種類の女神が担当する。 |
|
|