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少昊(少皞) |
ショウコウ |
中国神話 |
西方の天帝・日没の太陽神 |
中国古代神話で西方の天帝とされている神。日没の太陽が発する光の反映などを司る太陽神であり、また秋の神ともいわれる。
一説によると崑崙山(こんろんさん)よりも西方の長留(ちょうりゅう)の山に住み、子とも弟ともいわれる蓐収(じょくしゅう)とともに西方の極の一万二千里の地を司ったという。
しかし、日没の太陽の光は東方へと向かっているため、東方とも関係が深く、少昊の王国は東方にあったとされている。この王国は鳥王国ともいえるもので、春分・秋分を司るのは玄鳥氏(げんちょうし)(燕)、夏至・冬至を司るのは伯趙氏(はくちょうし)(百舌鳥)、立春・立夏を司るのは青鳥氏(鷺)、立秋・立冬を司るのは丹鳥氏(雉)というように、すべての官名が鳥に関係していた。このため、古代史的には少昊氏は鳥トーテムを持つ部族の王だったといわれる。
少昊の母は天上の天女だった皇娥(こうが)で、あるとき「白帝の子」と名乗る神童と遊び、少昊を生んだという。 |
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