ようこそ。ここは草野巧のホームページです。
フランボワイヤン・ワールド
中国神話伝説ミニ事典/神様仙人編
フランボワイヤン・ワールド・トップ中国神話伝説ミニ事典目次神様仙人編目次
赤松子
セキショウシ
中国神話
神仙・雨師
 中国神話、道教で、炎帝神農(えんていしんのう)の時代に雨師(うし)(雨の神)だったとされている最古の神仙の一人。帝嚳高辛(ていこくこうしん)の時代にも雨師となり、後には南岳衡山(こうざん)を治めたという伝承もある。
 『列仙伝』によれば、水玉(水晶)を薬として服用しており、その方法を神農に教え、火の中に入って体を焼く神通力を持ち、しばしば風雨に乗って崑崙山(こんろんさん)に上り、西王母(せいおうぼ)の石室で泊った。また、神農の娘の炎帝女は 赤松子に学んで仙人になり天に昇ったという。
 ここで、火の中に入ったとされていることから、赤松子は火解(かかい)して仙人になたっともいわれるが、『淮南子(えなんじ)』では特別な呼吸法によって仙人になったとされている。金華山(浙江省)には赤松子の石室があり、ここで彼は赤石脂という金丹の材料を服したという伝説もある。
 漢は火徳によって天下を治めたとされ、赤色が尊ばれたことから、赤松子は漢の守護者のようにも考えられた。
Copyright(C) 草野巧 All Right Reserved