ようこそ。ここは草野巧のホームページです。
フランボワイヤン・ワールド
中国神話伝説ミニ事典/神様仙人編
フランボワイヤン・ワールド・トップ中国神話伝説ミニ事典目次神様仙人編目次
蒼頡
ソウケツ
中国神話
文字を作った神、学問神
 木や石に刻するような古代の文字を初めて発明した神で、学問の神でもある。文字を作ったので制字先師といわれる。
 黄帝の記録官だったが、鳥獣の足跡の細かい筋目が異なるのを見て文字を発明したという。蒼頡は天子のような立派な顔つきで、目が4つあり、生まれたときから書に優れていたという伝説もある。その鋭い4つの目で、見るものすべての特徴をつかみ、次々と文字にしたのである。文字の発明は人類にとって巨大な進歩だったので、蒼頡が文字を発明すると、天は喜んで粟を降らせ、文字によって迷信が打破されることを恐れた鬼は夜泣きし、龍は水中に逃げたという。
 中国では昔から文字は尊重され、文字の書かれた紙は粗末に扱わないという習慣があった。この習慣は敬惜字紙といわれるが、違反すると文昌帝君や蒼頡の神罰を受けると信じられた。
Copyright(C) 草野巧 All Right Reserved