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フランボワイヤン・ワールド
中国神話伝説ミニ事典/神様仙人編
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太公望呂尚
タイコウボウリョショウ
中国神話
兵法の神
 『封神演義』の主人公・姜子牙(きょうしが)のことで、軍師として周の文王・武王を助けて殷を滅ぼした人物。その功績によって神として祀られるようになった。姜太公ともよばれる。
 東方海岸地方の出身とされるが、その前半生は謎。すでに年老いてから、渭水のほとりで釣りをしているときに、周の文王に見出されたという。文王は呂尚が才能豊かなのを知って大いに喜び、「わが祖父の太公が、聖人が来て、周は興隆するだろうといっていたが、それがあなただ。太公は久しくあなたを待ち望んでいた」といった。そして、呂尚に太公望という称号を与えたという。丁侯という貴族が武王に臣従するのを拒んだとき、呂尚が丁侯の絵を描いて弓を射ると丁侯が病になり、絵から矢を抜くと病が治ったなどという神秘的な伝説も多い。一説によると、呂尚が死んだのは200年後で、埋葬の前に棺桶を空けてみると死体が消えていたという。
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