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フランボワイヤン・ワールド
中国神話伝説ミニ事典/神様仙人編
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趙玄壇
チョウゲンダン
道教
武神・財神
 玄壇趙元帥ともいう道教の財神、武神。古くは冥界で亡魂、悪霊を管理する神だった。
 趙玄壇は姓は趙、字(あざな)は公明で、一説によると秦代に鐘南山(しょうなんざん)で道を悟り、玉皇に召されて天界に上って神となったという。雷電、風雨を操り、疫病を取り除き、災害を防止するなど幅広い力を持ち、商売繁盛には絶大な力があったとされる。また、鉄の冠をかぶり、鉄鞭を持ち、黒い顔に顎鬚を伸ばし、虎に乗るという特徴的な姿をしていた。
 『封神演義(ほうじんえんぎ)』では紂王(ちゅうおおう)に味方する実力派の仙人として登場するが、趙公明がいるかぎり完全勝利は不可能と考えた姜子牙(きょうしが)(太公望呂尚)に呪い殺される。が、後に金竜如意部の頭領として正一位竜虎玄壇真君に任じられ、四人の配下(招財神、神宝神、納珍神、利市神)を従える財神の役割を与えられたという。これが、現在「五路財神」「五顕財神」と呼ばれる五人の神々の由来だとされている。
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