|
|
| 土地神 |
| トチシン |
| 道教 |
| 土地の神 |
道教の土地の神。土地神の意味を広く取ると城隍神（じょうこうしん）も土地神に含まれる。だが、城隍神が城郭のある都市だけに存在するのに対し、一般的な土地神はすべての集落にいるという特徴がある。この意味での土地神は、地方によって土地爺、福徳正神などと呼ばれる。
もとは五穀豊穣を司る神だったが、後に人々の幸福を司るようになったといわれる。城隍神よりも下位の神で、その分民衆に親しまれており、すべてのことにご利益がある。見た目も庶民的で、その像は白い髭を生やした老人の姿をしていることが多い。
また、城隍神と同じく各集落の冥界のことも司っており、集落で人が死ぬと、その魂は土地廟または五道廟に行き、そこで取調べを受けた後に泰山や鄷都（ほうと）の冥界へ赴くといわれる。その土地にゆかりの人物が死後に土地神になるといわれ、土地神になった人としては蔣子文（しょうしぶん）が有名である。
|
|
|