| 
      
       | 
      
      
        
          
            | 槃瓠(盤瓠) | 
           
          
            | バンコ | 
           
          
            | 中国神話 | 
           
          
            | 南人(瑤族)の祖 | 
           
          
             中国少数民族ヤオ(搖)族の犬の始祖神。
 
             皇帝高辛(こうしん)(帝嚳(ていこく))の時代に蛮族の犬戎(けんじゅう)が乱を起こした。高辛王は、敵の王の首を持参した者には賞金と領地、二番目の王女を与えると宣言した。すると、王宮に飼われていた槃瓠という犬が敵地に乗り込み、蛮族の王の首を噛み切ってきた。 
             相手が犬なので、高辛王は王女を与えることを渋ったが、「王が約束を破っては、人々の信頼は失われ、国の禍いのもとになります」と娘に説得され、やむなく王女を槃瓠に与えた。槃瓠は王女を背中に乗せると南の山に入り、そこで六男六女をもうけた。高辛王は喜び、槃瓠の子女に揺家十二姓を賜い、税と賦役(ふえき)を免除したという。
             
 槃瓠はもとは完全な犬だったが、金の鐘の下に七日七晩閉じ込めれば人間の姿に変われたという伝説もある。しかし、六日六晩たったとき、心配した王女が鐘を持ち上げてしまい、頭部だけは犬のまま残ったという。 | 
           
        
       
      
      
       | 
      
      
       |