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彭祖 |
ホウソ |
道教 |
神仙・房中術の始祖 |
養生術の一種である房中術の祖であり、八百歳まで生きたといわれる仙人。
『列仙伝』によれば彭祖は顓頊(せんぎょく)の孫の陸終(りくしゅう)の子で、殷(いん)の時代(前16世紀~前11世紀)の末年にすでに八百余歳だったとされている。また、安徽省(あんきしょう)歴陽県(れきようけん)に”彭祖の仙室”というものがあり、ここで雨乞いをすると必ず雨が降ったという。
房中術は長生のためのセックス術で、さまざまな系統があるが、葛洪の『抱朴子』には「彭祖の法は、とりわけ重要なものである」と指摘されており、彭祖の術が最も重要視されていたことがわかる。
彭祖の長寿は八仙から与えられたものだという伝説がある。彭祖がまだ若いときのこと。畑を耕しているそばを白い服を着た八人の老人が通りかかったので、泥がかからないようにと作業を止めた。実はこの八人というのが八仙で、彭祖の親切に感じて、一人が百歳ずつ彭祖に寿命を与えたのだという。 |
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