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フランボワイヤン・ワールド
中国神話伝説ミニ事典/神様仙人編
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北極紫微大帝
ホッキョクシビタイテイ
道教
北極星の神格化
 北極星が神格化された道教の神。中国では古くは北極星は万物の根源である太一(たいいつ)の住む所とされ、北極星を中心とした天空は紫微宮と呼ばれた。このような信仰が発展して、北極星そのものが神格化され、北極紫微大帝になったといわれている。
 太一は天の天帝とも呼ばれる存在なので、その流れを汲む北極紫微大帝の地位も非常に高い。一説によると、玉皇大帝の命令で、星の動きや雨や風などの自然界の諸現象、さらにはすべての鬼神たちを統括する働きがあるという。また、左右に北斗の精を侍らせているという。
 その昔、周御国王の妃の紫光夫人(しこうふじん)(斗母玄君)が9人の子供を生んだが、その長男が天皇大帝、次男が紫微大帝となり、残りの7人が北斗七星になったという伝説がある。したがって、北極紫微大帝は北斗星君の兄ということになる。
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