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            | 藍采和 | 
           
          
            | ランサイワ | 
           
          
            | 道教 | 
           
          
            | 神仙 | 
           
          
             八仙の一人とされる唐(618~907)の時代の神仙。まるで狂人のように見える仙人だったという伝説が残っている。
 
 それによると、藍采和はいつも藍色の破れ服を着て、片足だけはだしで、拍板(はくばん)を打ち鳴らし、歌い踊りながら町中をうろついていた。腰から長い紐を垂らし、そこに物乞いで得た銭を通して引きずっていたが、紐が切れても気にしなかった。家もなく、各地を転々としながら遊び暮らしているのに、何年たっても若々しく、子供のころに彼を見た人が老人になっても、その姿は昔のままだった。また、どういうわけか夏になると綿入れを着るのに汗もかかず、冬には雪の上に寝ても体から熱気が出ていたといわれる。あるとき、酒楼で酒を飲んでいるとどこからか笙(しょう)の音が聞こえてきた。すると藍采和は空から舞い降りてきた鶴に乗り、そのまま昇天し、それからどこに行ったかわからないのだという。 | 
           
        
       
      
      
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