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フランボワイヤン・ワールド
中国神話伝説ミニ事典/神様仙人編
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李白
リハク
道教
神仙
 杜甫(とほ)と並ぶ唐代最高峰の詩人(701~762)で、死後神仙になった。母が夢で長庚星(ちょうこうせい)(金星)が懐に入るのを見て妊娠したことから、李長庚ともいう。また、金星を太白ということから李太白とも呼ばれる。
 子供のころから才能豊かで自由奔放、この上なく酒を愛したが、玄宗皇帝は酔っ払いの李白を大いに気に入り、手ずから李白の口をぬぐってやったという伝説がある。後に失脚して放浪生活に入り、酔っ払って揚子江に映る月を捉えようとして水死したといわれる。
 だが、道教の伝説ではこのとき李白は水死したのではなく、水解して仙人になったという。水辺で酔っ払っているときに、天上から迎えが来て、クジラの背に乗って昇天したという話もある。後世、仙人の李白を見たという伝説も多く、白楽天の子孫の亀年は李白と会って、李白が玉帝の文書係をしているという話を聞いたといわれている。
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