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| 淮南王劉安 |
| ワイナンオウリュウアン |
| 道教 |
| 神仙 |
前漢の時代に八公という八人の仙人の教えで昇天した神仙。漢の高祖の孫であり、武帝の時代に淮南王に封じられ、『淮南子（えなんじ）』を編纂したことで有名。
『神仙伝』によれば、劉安は父の領地を受け継いで王となったが、決しておごらず、儒学を尊重し、天下の優れた人士を招いて、その数は数千人に上ったという。
あるとき、八人の老人が訪ねてきて、子供に変身したり、再びもとの姿に戻って見せたりした。
驚いた劉安はすぐにも弟子入りし、各種の異術、仙薬の製造書などを授けられた。
このころ、雷被（らいひ）、伍被（ごひ）という者が恨みから劉安が謀反（むほん）を企てていると皇帝に訴えた。そこで、八公はいまこそ劉安を仙化させるべく、劉安を山にこもらせ、大掛かりな祭りをして昇天させたのである。
劉安の家には丹薬（たんやく）の残った容器があったが、これをなめた鶏や犬も昇天し、仙鶏（せんけい）、仙狗（せんく）になったといわれている。 |
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