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王昭君 |
オウショウクン |
ヒロイン |
中国、前漢元帝(在位前49~前33)の宮女で、西施(せいし)、貂蝉(ちょうせん)、楊貴妃(ようきひ)と並び称される中国四大美人の一人。名は牆(しょう)、昭君は字。
前33年、政略結婚の道具として匈奴の呼韓邪単于(こかんやぜんう)に嫁がされ、その地で死んだという記録が《漢書》にあり、後代になって彼女を主人公とする様々な哀話が作られた。
一般的に知られた伝承では、当時の後宮には三千人の女がおり、元帝は画工に女たちの絵を描かせ、美しい女を召していた。そこで多くの女たちは画工に賄賂を贈ったが、王昭君だけは賄賂を贈らず、一番醜い顔に描かれ、一度も元帝に召されなかったばかりか、漢王室との婚姻関係を望んでいた匈奴の王に嫁がされることになった。だが、この送別の宴ではじめて王昭君を見た元帝はその美しさに驚き、大いに後悔したという。また、嫁入りの途次には、砂漠の鷹が彼女の美しさに見とれ、空から落ちたともいわれている。 |
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